ローンの審査基準はどうなっている?通らない人の原因と対策

ローンを組みたいけれど、審査に通らない、という方には、いくつかの原因があります。通らない原因となる要素は、たいてい決まっていますので、これらの要素をクリアするようにしていれば、そんなに何箇所も審査に通らない、ということもありません。

まず、他社借入ですが、これは審査の上で、非常に重要な要素となります。他社からの借金、またはいつでも借りられるような状態があることは、返済可能性を引き下げるという点で、どんな金融機関からも嫌われます。また、銀行以外からの借入では、すべての借入の合計が年収の3分の1を超えてはいけないという総量規制があるため、この総量規制に引っかかってしまうようですと、審査に通りません。

そして、これも非常に大きな要素になりますが、滞納履歴や事故暦が残っていると、審査の対象から外されてしまいます。信用情報機関に照会したときに、こうしたものが残っていれば、すぐに確認できますので、嘘をついてもばれてしまい、さらに印象が悪くなります。

嘘をつくということについて言えば、家族構成や年収などの嘘も、ばれた場合、信用を失いますので、やめましょう。ありのままを書いたほうが、印象は良いです。

これも当然ですが、職が安定しない方は、審査に通りません。これは、単純に雇用形態という意味だけではなく、勤続年数が大切です。1年以上、同じところに勤務している方のほうが、それ未満の方と比べて安定していると見なされますし、審査にも通りやすくなります。ただ、信用金庫など、条件によっては、2年、3年以上の勤続年数でないと受け付けないという商品も存在します。

年収が低くて審査に通らない、という例ももちろん、あります。商品によっても基準は異なりますが、だいたい150万を下回ると、借りられるところはなくなってきます。但し、専業主婦の場合は、銀行で例外的に扱われる場合があります。

銀行の中には、消費者金融を利用した記録のある方に、大口融資をしないという銀行もあります。住宅ローン、カーローンなどを組みたい方は、消費者金融系の利用を避け、銀行系を利用しておくほうが無難です。

ローンの審査に通らない原因というのは、主に上記のような要素が絡んでいるものですが、ローン会社によって、若い人に有利であったり、逆に年配の方に有利であったりといった要素の差がありますので、いくつか同時に申込むと良いでしょう。但し、4件も5件も申込んでしまうと、逆に断られる可能性が高くなりますので、ご注意ください。また、申込書の記入漏れなど、基本的なことでも、審査に落ちる要因となります。

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