どういう人が消費者金融で借りてるの?二分される借り手の経済状況
平均的なご家庭では、消費者金融を利用するのは「怖いこと」というイメージをお持ちの方々がいらっしゃいます。また、借金は住宅ローンやカーローンはともかく、一般的には金銭管理ができていない人がするもの、と見られても、仕方ない面はあるでしょう。
実際、どういう人が消費者金融を利用するのでしょうか。これは、平均的なご家庭よりも、「貧しい家の人」と、「裕福な家の人」に二分されます。平均的なご家庭では、必要な生活費を支払いながら、可能な範囲で貯蓄をするという、堅実な生活をされる方が多いです。けれども、貧しいご家庭では、どんなに節約をしても、何かのタイミングで急な出費があれば、すぐに借金が必要になってしまいます。逆に、裕福なご家庭では、使いすぎてもすぐに返済できるため、派手に遊びに使っているケースがあります。
借金の仕方は、5つのパターンに分類されます。少額を借りてすぐ返済する「キャッシング」というパターン、一気に大金を借りるが、普段はあまり借金をしないパターン、借金を借金で返済する多重債務というパターン、生活費のために、ちょこちょこ借りてしまうパターン、複数の借入先から比較的多額を借りるが、まったく滞りなく返すパターンです。
このうち、生活費で頻繁に借入をする方々は、貧しい人に多く、貯蓄ができていないケースが多いため、更新の際に減額や停止をされてしまうと、一気に生活に困窮することになります。また、借金で借金を返済するというタイプについても、同様の問題、そして、利息が膨れ上がって、結果的に返済しきれなくなる危険性というものがあります。一方、まとまった金額を借入れていても、まったく滞りなく返済している方たちには、裕福な方が多く、比較的貯蓄、持ち家率も高いため、審査に通らなかった場合などでも、慌てることはありません。
借金で借金を返済するパターンというのは、裕福な人であるケースはほとんどなく、たいていはそれほど稼いでおらず、生活レベルが低く安定してしまっています。当てはまると感じる方で、ストレスから借金してしまいそうな方は、生活そのもののお金の使い方を見直すか、仕事を見直すか、といった工夫が求められるでしょう。