実際にあった消費者金融の怖い話!過去、闇金街金と近年の対応変化

かつて、消費者金融は、とても怖いものとされていた時期がありました。利率29.2%、罰せられないギリギリの金利で貸し付け、返済に5年かかると、その返済額は元金の2倍にもなると言われていた時代です。

この頃、消費者金融の怖い話が、たくさん語られ、社会問題として、マスコミが取り上げて議論をする、ということもありました。

実際にあった怖い話の例を挙げてみましょう。

ギャンブルで借金をした男性が、消費者金融から借金をして、次第にそのカードの枠を、自分のお金のように錯覚して、ギャンブルに注ぎ込むようになりました。その後、お金が足りず、他社からも借金を重ね、返済が滞るようになり、自宅の前で大声で叫ばれ、借金を返さないと近所に伝えるようなビラを撒かれ、耐えかねて自殺してしまいました。

このような話は、割と多く存在します。現在では、このようなビラ撒き、大声などは、警察に通報すれば良いのですが、かつてはこうした状況から自殺してしまった方もいらっしゃいます。闇金融、街金融と言われるような業者でも、近年は、このような取立ては減っています。ただ、完全になくなったとは言えませんし、一部の金融業者の中には、20%を大きく上回る金利で貸付を行う業者もありますから、そうした業者から借りないように、十分、ご注意ください。

また、上の例のように自滅するケースではなく、他者に騙されるケースもあります。

Aは、友だちだと思っていたBを、家に上げていました。ところが、Bは、Aが席を立った隙に、Aの免許証を探して盗み、その免許証を利用して、数百万の借金をしてしまいました。Aは、返済催促の電話が来るまで、自分名義の借金をつくられたことに気づきませんでした。

こうしたケースも、珍しいものではありません。こちらの場合は特に、インターネットだけで申込める今の時代ですから、みなさん、身分証明書の管理は、しっかりしましょう。そして、友だちは選びましょう。

こうしたケースが発生した場合でも、手書きの申込書であれば筆跡確認、無人契約機なら、防犯カメラ映像などで、確認する方法は存在します。それでも、近年、消費者金融にも、WEB完結という方法が出てきていますから、顔を見られずに契約する方もいらっしゃいます。この点では、現代は、かえって危険であると言えます。くれぐれも、ご注意ください。

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